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飯豊山荘

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前日の夕暮れは飯豊町から小国町へ抜ける県道を走り、山の中で綺麗な夕焼けと出会う。
しかし撮影できそうなポイントがなく、ただ空を眺めているばかりでカメラを出せず悔しい思いをした。
知らない土地へ来ると、どうしてもロケハン不足でこのような結果になってしまう。
気を取り直して温泉に入ろうと小国町にある「温泉健康館ゆ~ゆ」に行ったら、施設の老朽化が原因で、2006年から休業に入ったとの事。
「あちゃ、ついてねえ」
また飯豊町まで戻り、添川温泉「しらさぎ荘」に行った。立ち寄り湯は400円とすごく安い。館内の設備は完璧で疲れを癒すには最高の施設である。風呂上りはまずビール。そして酎ハイ、熱燗と飲み続け、モツ煮とおでんとコロッケと野菜炒め定食を食ったら眠くなってきた。
ここで宿泊も出来るが本日は満員との事で、施設の駐車場で寝た。ホテルデリカの車内はスウィートルームに変わり、朝まで夢心地である。

さて、翌日も米坂線を撮り続け、最後は飯豊の麓へ行って見た。
小国町から国道113線を新潟方向に走り、玉川橋附近で県道260号線へ入り、梅花皮荘、川入荘を目指す。徐々に山道の紅葉の色つきが見事になって来た。いっきに飯豊山荘まで走る。
途中、天狗橋で撮影したのがこの2枚の画像である。
だが、この時刻ではすでに太陽は山間に隠れ光線状態は最悪である。
風景写真としては見るに耐えない。
ここで朝から撮影してれば、良い写真が撮れただろうに、電車を撮ってから風景写真に出向いても傑作が撮れるはずもない。
この場で撮影していると、いつもお世話になっているYクリーニング店のご夫妻と遭遇する。
こんな山奥で同じ町に住んでる知り合いに会うなんて奇遇だった。
聞けばこの天狗橋では日中たくさんのカメラマンで車が渋滞していたそうだ。
この先の温身平はブナの原生林があり、紅葉も素晴らしいと教えてもらう。
もう夕方の5時になろうとしている。
これから温身平へ行こうものなら熊の餌食になるかもしれない。(笑)
飯豊山荘の温泉に浸かって明日の予定を思案する事にした。
山荘には前日、裏磐梯/尾瀬/小国地方をメインに活動する自然写真家の鈴木一雄さんが宿泊していたと、ご主人から伺った。
今日は梅花皮荘で写真教室が行われていたそうである。
私は鈴木先生とお会いした事がないので、いつかチャンスがあったら話してみたいと思っている。
やや温めの鉱泉ながら風呂上りはけっこう暖かかった。
食堂には山岳写真家の白旗史郎先生のサインが飾ってあり、いかにも山小屋らしい雰囲気である。
さて明日の天気は雨の様子である。温身平は来年の新緑の頃に撮りに来て見るとするか。
ここは陣を退き、いったん自宅に戻る事を決心した。(翌日は予想通り雨だった)
一泊二日の山形撮影旅行は車で500キロを走破した。途中、柿もぎしてたおばあさんに出会い良い写真を撮らせてもらった。
おっと写真をプレゼントする約束してたのに、まだ送ってなかったなあ。
本日、プリントしてやっぺ。
飯豊山荘_b0076646_23285627.jpg

CanonEOS40D  SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F13  0.5秒 ISO400 16:14  曇り
撮影日 2009.10.25 撮影地 山形県小国町

飯豊山荘_b0076646_23291127.jpg

CanonEOS40D  SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F13  0.6秒 ISO400 16:25  曇り
撮影日 2009.10.25 撮影地 山形県小国町

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by chonger48 | 2009-11-05 22:48 | 風景
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