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ロバートキャパ

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本日は伝説の戦場カメラマンであるロバート・キャパが亡くなった日である。(1913年10月22日ハンガリー生まれでアメリカの写真家)
1936年9月5日、スペインのコルドバ戦線で頭部を撃ち抜かれ、倒れる瞬間の共和国軍民兵を撮った「崩れ落ちる兵士」が、最高の戦争写真のひとつであると認められた。
1954年5月25日、第一次インドシナ戦争の取材依頼を受け南ベトナムに渡っていたキャパは、タイビンにあるドアイタンという陣地に向かい、地雷に抵触して死亡した。愛機のライカを手にしたまま死んでいたという。(満40歳没)
キャパの口癖は「もし、君の写真が良くないとすれば、それは君が充分に近寄っていないからだよ」と言っている。
今の私が伸び悩んでいるのは、まさにこれなんだと思った。
被写体に遠慮して踏み込みもせず、やたらとズームレンズに頼ってしまう。
相手と心が通うまでのコミュニケーションを保てず、景色を意識した画面構成で、人物を小さく写してしまう悪い傾向がある。
キャパの時代にはオートフォーカスも超望遠レンズもない。
「物理的な距離」を、「心理的な距離」で近づいて行ったんだろうなあ。

この写真集は「ロバート・キャパ」決定版といって1932年から1954年の22年間で、弟のコーネル・キャパと伝記作家リチャード・ウェーランがベタ焼きを見直し、約7万枚のネガから937枚を選んだ最高傑作である。
私が生まれる前、1954年の4月から5月の3週間にかけて、キャパは毎日新聞の依頼で日本を撮っている。
当時の暮らしが分かる様な素晴らしいモノクロ写真だ。
日本を旅立って数週間後に死んでしまうなんて本当に残念だっただろう。
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Canon EOS 7D SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F16  1/50秒 ISO400 ストロボ COMET TWINKLE03Ⅱ 
撮影日 2010.5.25 撮影地 自宅

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by chonger48 | 2010-05-25 23:13 | テーブルフォト
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