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鬼平犯科帳

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フジテレビはワールドカップ日本対オランダ戦が行われた19日(土)に土曜プレミアムで『鬼平犯科帳スペシャル!劇場版』をぶつけて来た。
前日の18日(金)は金曜プレステージで『鬼平犯科帳スペシャル~高萩の捨五郎~』を放送し2夜連続で視聴率獲得を狙った。
こんな時、私のテレビは2画面になるのでサッカーを見ながら、鬼平も満喫できた。(笑)
サッカーど素人の私はほとんど鬼平が中心だった気もするが・・・・・・

6月18日(金)に放送した『鬼平犯科帳スペシャル~高萩の捨五郎~』は1990年の『盗賊二筋道』と1992年の『妙義の團右衛門』を2時間スペシャル用にアレンジした内容だ。
高萩の捨五郎役は菅原謙治(故人)だったが今回は演劇集団 円に所属する塩見 三省(しおみ さんせい)が好演した。
盗人の捨五郎が火付け盗賊改方長官の長谷川平蔵に惚れ込んでいく様子が胸を打つ。
また女好きの大盗・妙義の團右衛門役は財津一郎だったが、今回は津川雅彦が演じた。茶店の女の尻をさわりまくり、船宿での濡れ場のシーンは津川の得意とする所である。
相模の彦十役の長門裕之(実兄)との共演も実現した。
6月19日(土)の土曜プレミアム・劇場版は1995年11月18日に公開され、私は映画館で見ている。
1989年の『狐火』をリメークしている内容だ。
ゲストは大阪の元締白子の菊右衛門に藤田まこと(故人)、江戸の女盗賊の頭、荒神のお豊に岩下志麻。盗賊狐火2代目勇五郎には、世良公則が出演している。
この物語ではおまさ役の梶芽衣子が狐火の勇五郎と恋仲であり、密偵との間で心が揺れ動く様子が描かれている。平蔵もお豊と深い仲だった事も明かされ、彦十の気配りが胸に響いた。
この映画を見てると良い役者さんがみんな亡くなってしまった。
筆頭与力佐嶋忠介役の高橋悦史さん、相模の彦十役の江戸家猫八さん (3代目)、白子の菊右衛門役の藤田まことさん。皆さんの存在感が鬼平犯科帳には欠かせない名優だったので残念である。
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CanonEOS 7D  SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F16  0.3秒 ISO400 白熱灯使用
撮影日 2010.6.22 撮影地 自宅

『鬼平犯科帳』は、池波正太郎の人気時代小説である。
野村胡堂の『銭形平次』のような架空の捕物名人とは違い、長谷川平蔵は実在の人物である。
火付盗賊改方長官であったのは1787年(天明7年)から1795年(寛政7年)まで。
田沼意次の失脚(1786年)を受けて松平定信が寛政の改革を断行していったあたり迄活躍した。
無宿人の厚生施設として石川島人足寄場を立案し、功績を挙げている。

鬼平ゆかりの地を散策するため、地下鉄半蔵門線で清澄白河駅下車。まずは江戸時代の佐賀町界隈をモデルにした深川江戸資料館へ入った。盗賊が狙いそうな大きな蔵がある。屋根には猫が一匹いた。
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F4.5 1/13秒  ISO400 9:41 曇り時々雨
撮影日 2007.2.18 撮影地 東京都江東区白河・深川江戸資料館

小房の粂八(蟹江敬三)の船宿「鶴屋」を思わせる素晴らしいセットである。
妙義の團右衛門はこんな船宿で茶店の女と欲情していたのだろうか?
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F3.2 1/50秒  ISO400 ストロボ-1/3調光補正 10:33 曇り時々雨
撮影日 2007.2.18 撮影地 東京都江東区白河・深川江戸資料館

番組のエンディングでニ八そばを食べてる映像が写る。ジプシーキングス【インスピレーション】のギターの音色がたまらんです。
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F3.2 1/50秒  ISO400 ストロボ-1/3調光補正 10:05 曇り時々雨
撮影日 2007.2.18 撮影地 東京都江東区白河・深川江戸資料館

鬼平のドラマで欠かせないのが食のシーンである。軍鶏鍋は今風ならB級グルメだろうか?
それをつまみに酒を飲む平蔵の姿につい私の喉も鳴ってしまった。
軍鶏鍋屋「五鉄」(藤巻潤)のあった付近を探して見た。両国橋を渡り竪川沿いにニ之橋を渡って馬車通りの脇にある「かど屋」と言う鳥料理屋があった。ここが「五鉄」のモデルとなったかどうかは定かでない。
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F8.0 1/60秒  ISO400  AM11:28 曇り時々雨
撮影日 2007.2.18 撮影地 東京都・墨田区緑

堅川沿いに「五鉄」や「盗人酒屋」など物語でおなじみのスポットが点在する。
今は首都高7号小松川線の下となっている。江戸時代の面影はまったくない。
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F8.0 1/80秒  ISO400  AM11:28 曇り時々雨
撮影日 2007.2.18 撮影地 東京都墨田区立川二之橋

富岡八幡宮は鬼平犯科帳にしばしば登場する。
1993年の「おとし穴」では同心の佐々木新助(中村梅雀)がここの境内にある甘酒屋の女と浮気を重ねる。
この女は盗賊の女房で、佐々木は一味の手助けをするようになる。
平蔵は密告者がいる事に苦悩する。
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F8.0 1/60秒  ISO400 AM10:15 曇り時々雨
撮影日 2006.8.26 撮影地 東京都江東区・富岡八幡宮

富岡八幡宮を出ると、すぐ深川不動尊へ行けます。
この深川不動尊は成田不動を江戸でも拝みたいという事で、元禄16年(1703年)に成田山新勝寺の出開帳が富岡八幡宮の別当永代寺の境内で執り行われた事ことに始まり、その後、明治14年(1881年)にる不動堂が完成しました。
鬼平の物語には出てきませんが、いちおう巾着切りがいないか私が見廻りしておきました。(笑)
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CanonEOS30D  EF16-35mmF2.8L USM
F8.0 1/125秒  ISO400 AM10:28 曇り時々雨
撮影日 2006.8.26 撮影地 東京都江東区・深川不動尊

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by chonger48 | 2010-06-22 22:55 | 歴史
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