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横綱の品格

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大相撲夏場所は大関琴欧洲が14勝1敗で初優勝したが、千秋楽結びの一番で横綱同士の朝青龍と白鵬がみっともない勝負をして一触即発のムードとなり、国技館が静まり返った。勝負がついたあと、朝青龍の駄目押しに白鵬が逆上したのである。
朝青龍は普段の稽古からこれが癖になっているのではないだろうか?
外国人横綱の先陣を切った曙や武蔵丸は土俵でこんな失態はなく貴乃花、若乃花と名勝負をしてきた。
私は横綱の品格に強さだけでなく「義理と人情」を付け加えたい。親方や後援会、付け人たちに感謝の気持ちを忘れないでほしいのだ。
「一本刀土俵入り」という芝居がある。横綱になる夢を持った相撲取りの駒形茂兵衛は、一文無しで空腹のところを安孫子屋のお蔦に金を恵んでもらった。10年後、ヤクザに落ちぶれはてた茂兵衛が、お蔦と再会を果たす。そこに死んだはずの夫・辰三郎が現れイカサマバクチで追われていた。一味はお蔦の家を取り囲むと、茂兵衛は今こそ恩返しだとお蔦たちを救う。そして「これが“駒形のしがねえ姿の土俵入りでござんす”」の名セリフとなるのである。
二人の横綱に是非この芝居を見てもらい忘れていたものを見つけてほしい。
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CanonEOS-3 EF70-200mm F2.8L USM  F5.6  オート RMS
撮影日 2001.8.19 撮影地 新潟市産業振興センター・大相撲地方巡業

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by chonger48 | 2008-05-27 22:17 | スポーツ
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