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「撮り鉄」書類送検

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JR関西線で5月9日に奈良県斑鳩町の王寺-法隆寺駅間で臨時特急「まほろば号」を撮影しようと線路脇に三脚を置き、敷地内に立ち入った疑いで尼崎市の会社員(50)が今月3日付で書類送検された。
当日はこのトラブルで電車2本が運休するなどした。
男の言い訳は「特急が奈良を走るのは旧国鉄時代以来で、近くで写真を撮りたかった」と容疑を認めている。
鉄道を楽しむスタイルは列車の撮影を趣味とする「撮り鉄」、走行音または発車メロディなどを録音する「録り鉄」、Nゲージなどの鉄道模型を集める「模型鉄」、電車に乗って旅をする「乗り鉄」、子供といっしょに電車が見える公園やお店でママ同士が談笑する「ママ鉄」などいろんな人たちがいる。
特に問題視されているのが「撮り鉄」によるマナー違反である。
他人の敷地に無断侵入したり、ゴミを放置したり、撮影に邪魔な樹木を伐採したり、違法駐車したりするなど地域住民とのトラブルが多発している。
一部の悪質なファンのために、イベントを自粛している鉄道会社も出てきている。
これは自分達の楽しみを自分達で破壊してしまっている訳だ。
俺1人だけなら良いだろうという気持ちを皆が持ってしまえば、鉄道ファンに対する世間の評価は益々低下してしまう。
マナーについてもう一度じっくり考えて見よう。

かつて新潟-上野間を走った特急「とき」がJRのツアー限定列車として昨年12月12日と13日に復活運転された。
1962年から82年の上越新幹線開業まで、首都圏を結ぶ大動脈を担った列車である。
時刻表に載らないため、新潟駅に午後1時5分に着く情報だけをたよりに三条市を追加する時刻を割り出し、ロケハンしていたら遠方にヘッドライトのあかりがボンヤリと見えて来た。もしやと思いこの場所でカメラを構える。
「とき」は瞬時に現れた。雨が降っていたので通過する直前までビニール袋を被せており、素早く剥ぎ取るとEOS 7DのAIサーボは見事に列車を追従してくれた。
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Canon EOS 7D SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F5.6  1/500秒 ISO500 12:12  雨
撮影日 2009.12.12 撮影地 三条市・東光寺-三条





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鉄道写真家として活躍された真島満秀さんが2009年3月14日に亡くなられた。享年62歳。
その追悼写真集をかつてのお弟子さんや事務所のスタッフたちの尽力で今年2月に発行された。
真島さんと親しかった俳優の原田大二郎さんや元NHKアナウンサーだった松平定知さんなどから思い出話が綴られている。
胃潰瘍、そして肺炎、腸からの出血と真島さんの体は悲鳴をあげていた様子である。
鉄道写真に興味を持った1991年頃、真島先生の名前を雑誌で知るようになった。
美しい風景の中に溶け込んだローカル線の編成車両がとてもきれいに撮影されていて、私は先生が撮影された只見線や飯山線などの有名ポイントを訪ね歩いた事が多々ある。
この追悼写真集は鉄道と人、町の暮らし、旅情といった魅力を満喫できる鉄道写真の教科書ともいえる出来栄えである。
表紙の写真は鉄道写真家・中井精也さんが真島先生(シルエット人物)を撮影したものである。
真島満秀さんのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。
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Canon EOS 7D SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F16  0.4秒 ISO800 白熱電球1灯 ホワイトバランス・3500K
撮影日 2010.6.10 撮影地 自宅

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by chonger48 | 2010-06-10 20:51 | 鉄道
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