人気ブログランキング | 話題のタグを見る

報道カメラマン・宮嶋茂樹

045.gif062.gif009.gif
25日(金)、日本テレビ系の「アナザースカイ」という番組で報道カメラマンの宮嶋茂樹さんが出演していた。
テレビっ子の私はこの手の番組を見逃さないようにしているが、今回は事前チェック不足で偶然チャンネルを変えたら宮嶋さんが出ていたではないか。「しまった!」と絶句した。
10分位しか見れなかったが、戦場カメラマン・一ノ瀬泰造さんの足跡を辿りながら、カンボジアを案内して行く内容であった。
私は宮嶋さんのファンである。2004年の7.13水害の時も三条市を取材している。
CAPAの7月号で日本の報道写真家5人が対談した。
その中に宮嶋さんもいる。
自動小銃のG3、M16、M4カービンなど宮嶋さんの写真には銃声や悲鳴が聞えて来る。
私のような女のケツばかり撮っているエロカメラマンとは写真のレベルが違う。
こんな現場に1人で立ったら、ぶるぶる震えてションベンちびってるだろうなあ。
宮嶋さんは講談社『フライデー』編集部所属カメラマンを経てフリーになっている。
96年、東京拘置所収監中の麻原彰晃を撮影してジャーナリスト大賞を受賞した。
この1枚で数百万円の報酬である。
ニコンの2000ミリ超望遠レンズを二人で支えながら、張り込みして10日目で決定的瞬間を撮った。
この4ヶ月後、宮嶋さんはその時の撮影方法が駐車違反だと警察から自宅に踏み込まれたそうである。
警察っておかしな言いがかりをつけるんだなあ?
01年にはロシア外遊中の金正日を日本人で初めて撮影した。
マンションの15階に身を潜め、撮ったら素早く逃げる身の軽さはまるで忍者カメラマンと言っても良いだろう。
「不肖・宮嶋」の名付け親である『週刊文春』の記者であった勝谷誠彦さんとも、97年に神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生による連続殺傷事件・別名(酒鬼薔薇聖斗事件)をコンビで取材している。
日本以外にもアフガン、イラク等、世界中の紛争地域に宮嶋さんは出向く。
そこで見た数千の死体を撮ってこそ誇り高い、自他共に認めるプロの報道カメラマンなのだ。
防弾チョッキに身を包んだ大手TV局の報道キャスターなんかは、一歩下がっていてほしい。
あとは我々フリーカメラマンが取材しますからまかせとかんかいと言ってる。
しぶいなあ!
宮島さんの取材条件はM7.0以上の大地震、200人以上が死傷した飛行機事故、10人以上の死傷者がでた殺人事件には必ずお邪魔しますとの事である。
22日、広島のマツダで起きた無差別殺傷事件は、容疑者の面を撮りに出かけたんだろうか?
世界中が平和になれば宮嶋さんの仕事も減ってしまう。
しかし本当は、誰よりも争いのない平和な世界の景色を撮りたいと思っているに違いない。
報道カメラマン・宮嶋茂樹_b0076646_20264874.jpg

Canon EOS 7D SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F16  1/60秒 ISO200 ストロボ COMET TWINKLE03Ⅱ 
撮影日 2010.6.29 撮影地 自宅

人気ブログランキングに登録しています。
良かったらここをクリックして下さい。

by chonger48 | 2010-06-29 20:27 | その他
<< W杯・日本はパラグアイに惜敗 BCリーグ・新潟0-2群馬 >>