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合成テクニック

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風景写真でいまいちイメージと何か足りないと、つい合成したくなりませんか?
現実にありうる状況の景色の場合、合成する事は悪い事ではないと思っています。
私は、鳥や月、等を素材としてよく利用します。この写真の場合、ハサ木の風景のポジを1枚、別の場所で撮影した鳥のポジを1枚。2枚のポジを重ね合わてプリントする事で「ハサ木のある町」の作品が完成しました。ここで重要な事は鳥が露出オーバーになっている事です。2枚のポジの濃度が同一だと全体がアンダーになりすぎてプリントに適しません。そしてハサ木との高さや位置関係が、ばっちり合致している事です。そのためには、空を背景に鳥が飛んでるカットを36枚あらゆる角度で露出オーバーで撮影してストックして置きます。その中から、このハサ木と重ね合わせマッチングするカットを選び出す訳です。こんなテクニックを教えてくれた写真クラブの先輩のおかげで朝日新聞主催「”91年日本の自然」写真コンテストで入選し写真集に掲載されました。

MINOLTA α-7700i AF28mmF2.8 F11 1/60秒 RD100プロ(ハサ木)
      AFズーム80-200mmF2.8 F5.6 オート +2.0 RD100プロ (鳥)
撮影日 1990.12.8 撮影場所 新潟市(旧巻町・桜林)

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by chonger48 | 2006-12-05 21:33 | プロフィール・コンテスト
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