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県展を見る!

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26日、ライブラリーに4月のストックフォトを納品した後、第63回県展を見てきた。月曜だと言うのに新潟市美術館は駐車場が満車である。隣の法務局は業務があるため駐車できない。40分ほどたくさんの車が路上で待機したので附近は大渋滞である。
すっかり気分が悪くなったが、館内で写真を見たら落ち着いた。

今年の写真の部は1893点が応募され入選が279点となった。
(昨年が1987点の応募で入選が298点)
審査員は世界百名山を世に送り出し、三ヶ月間入浴できないなどの過酷な環境下でも精神力で撮るとし、感動と発見がない写真は「ごみ」と言い聞かせる白川義員氏(73)。
トラをはじめジャングルをさまよい野生動物の撮影に世界中を飛び回り、にほんかい自然写真学校でも教授を務める吉野 信氏(65)の二人だ。

11時から県展委員のH氏による作品解説が始まった。
今年は一度選外になった作品をもう一度見るなど緊張感漂う審査が行われたとの事。
全体にスナップの入選が少ない結果となったが、審査員に言わせるとどれも安易な撮り方で構図に工夫が足りないらしい。またデジカメのプリントが多くなっているが色のバランスが悪いのは全部落選となった。しっかりした色調になるまで何度でも焼き直し、自分で判断できる事が大切であると説明された。

さて私は1997年から県展の出品を止めて11年になる。
全倍サイズの額装を滑り止め防止に2枚も作成すると数万円の高額出費だ。
しかし1年間の成果を県展に懸けているたくさんの人達には頭が下がる。
写歴の浅い人でも良い写真を撮っていた。
全部見た感想として、どれも苦労して撮っている作品ばかりだ。同じ場所に何十回と通い最高の瞬間を写している。動物や水中写真は自分には撮影できないジャンルだ。
県展ではとかく撮影場所や構図などを調べようとするが、それだと人と同じ場所で似たような写真を撮るだけになってしまう。自分自身で被写体を発見しそれを追求するのが大切なんだと知らされた。

3時からH氏のセミナーに出席した。
モノクロ、カラー、デジタルと見事なスナップ写真を見せてもらう。
その色調の良さに改めて驚く。また本人の作品からこれがピンボケの失敗プリントなのかと思う位、厳しくチェックするH氏の目に無鑑査の真髄を見た。

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CanonEOS40D  EF16-35mmF2.8L USM
F8.0 1/200秒 ISO100 
13:44 晴れ
撮影日 2008.5.13 撮影地 弥彦村・ふるさと学校

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by chonger48 | 2008-05-31 10:26 | その他
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